マップとテーマ

この記事では、Cities: Skylines II(以下 “CSL2″)の「マップ」と「テーマ」について取り上げます。

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マップ

マップ」とは、CSL2で街づくりをする舞台のことを言います。島だったり内陸だったり、地形がなだらかだったり起伏が激しかったりと、マップのバリエーションは様々です。地形や気候、資源の有無によって都市開発の難易度が大きく変わりますので、マップ選びは重要です。

Cities: Skylines シリーズに限らず、都市シミュレーションゲームにおいて、プレイヤーは以下の要領で街を大きくしていきます。

  1. 狭い土地を開発する
  2. 人口や実績を積むことで、他の土地をゲットする
  3. さらに人口や実績を積むことで、さらに他の土地をゲットする
  4. 以下、無限ループ

ですので、CSL2も、ゲームプレイ後すぐに開発できる土地は狭く、実績を積むことで新たな土地を獲得し、街を大きくすることができます。

なお、都市シミュレーションゲームで貰える土地は基本的に大きな正方形になっており、それをn分割にした小さな土地をプレイヤーが好きな順番で獲得する流れになります。

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マップタイル

CSL2では、「マップ」を分割した一つ一つの小さな土地を「マップタイル」と呼びます。マップタイルの形は基本的に正方形ですが、有志が作ったマップだと、三角形になっているものがあります。

CSL2のマップタイルは 529枚 (=232枚) です。そのうち、プレイヤーは 441枚 (=212枚) を開放し、都市開発することができます。

残りの88枚(= 529 – 441)は開放できないことに注意です。

今作でのマップタイルの開放は、既に開放している土地の隣でないと開放できないという縛りがありません。つまり、飛び地を作れます。なお、飛び地の電気や水道は別途作る必要があります。

また、マップの端の土地を購入した場合、自分で外部接続 (都市外へつながる道路や線路など) を作ることができます。

新しく都市開発を始める際、プレイヤーは最初から開放されている9枚のマップタイルを使うことになります。経験値を上げることによって決められた「マイルストーン」に到達すると、追加で何枚かのマップタイルを開放する権利を持ちます。

CSL2のマップや各種要素の開放の基準は、人口ではなく、都市開発の経験となります。道路や鉄道を敷いた、市民が幸福になった、公共施設を建てたなどが対象です。

開放するマップタイルを選ぶ際、カメラを自由自在に動かすことにより、街を拡張するのに都合の良い土地を探すことができます。また、建築可能エリア(km2単位)、資源、土地代などの情報が分かります。

また、今作では、複数の土地を1回の操作でまとめて購入できる機能がついています。

今作のマップの仕様を、下の表にまとめました。前作の仕様も併せて掲載していますので、ご興味がある方は比較してみてください。

前作 (Cities: Skylines)今作 (Cities: Skylines II)
ゲームのタイルの枚数、面積25枚 (52枚)
92.16km2
529枚 (232枚)
【推測】191km2
開発できるタイルの枚数9枚 (32枚)
33.18km2
441枚 (21の2乗)
159km2
タイル1枚の大きさ1.92km x 1.92km【推測】0.6km x 0.6km
開始時のタイル1枚9枚
(前作とほぼ同じ面積)
タイル同士の隣接必須無くても良い
外部接続の作成×
高さ制限厳しい緩和
マップ購入時のカメラ移動×
マップタイルの複数同時購入×
タイルの開放人口 n人経験値 n XP
公式による発表が無かったものは、探せる手掛かりを基に推測値を計算し、その値を掲載しています。

前作 Cities: Skylines でMODを用いて開発可能範囲を拡張してプレイしていた方向けの比較

前作
(Cities: Skylines)
今作
(Cities: Skylines II)
開発する枚数9枚 (/81枚)25枚 (/81枚)81枚 (/81枚)441枚
MOD
開発できる面積33.18km292.17km2298.62km2159km2
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マップタイルの維持費

Economy 2.0 の実装により、開放したマップタイルに対し、維持費が発生するようになりました。

ここでいう維持費とは、街(=プレイヤー)が仮想の政府から土地を購入し、その固定資産税を支払うという設定になっています。ゲームの中盤ぐらいまでは、この維持費が地味に痛い存在になります。

マップタイルの維持費は、既に開放しているマップの購入に要したコストに対して何%になるか、相対的に決められます。具体的には、以下の画像のように決まります。ただし、最初から開放されている9枚は、維持費から除外されます。

3-1 曲線.png
“Dev Diary: Tile Upkeep Explained”, Paradox Forum, 2024/06/28, https://forum.paradoxplaza.com/forum/developer-diary/dev-diary-tile-upkeep-explained.1692037/, 2024/6/29参照

X軸(横軸)が開放したマップタイル数、Y軸(縦軸)が維持費の計算されるマップタイルの購入コストの%になります。

★例題★

マップタイルを200枚アンロックし、それによるコストは合計200万¢でした。維持費はおよそいくらでしょうか。

★解★

上記グラフより、維持費が約6%になるので、

200万¢ × 6%(=0.06)= 12万¢

よって、維持費は約12万¢

外部接続が欲しいけど維持費を安くしたいときは、海が多いマップを優先的に購入し、橋や船を使う方法がおすすめです。

・・・と、ここまで、土地を開放するとお金かかっていくみたいなお話をしたのですが、低密度事業所(平屋のオフィス)を少し建てると税収ウハウハ状態に突入するため、マップタイルの維持費の存在感が無くなります。

Economy 2.0 実装前に作られた都市では、ゲームのアップデートにより、マップタイルの維持費が莫大になることが予想されます。その際は、「マップタイルのロック解除」のオプションを有効にし、維持費を無効にすることができます。ただし、Steamの実績も無効になります。

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外部接続

全てのマップには、外部からの高速道路、空路、送電線が必ず通っています。いくつかのマップは高速道路が2本以上通っています。いくつかのマップは、外部からの鉄道、海路がありません。

都市外から伸びる高速道路と電線

鉄道、電力線、上下水道管は、マップの端をアンロックすることで、外部接続に繋げることができます。空路と航路は、マップの端をアンロックしなくても、外部接続に繋げることができます。外部接続に繋げることで、人や荷物、資源を都市外とやり取りできるようになります。

水道管を都市外に繋げる
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マップ一覧

ここからは Cities: Skylines II で使用できるマップをご紹介します。最初から使えるマップは10種類もあります。

以降の内容では、特に記載が無い限り、以下を全て含みます。

  • DLC:不要(CSL2本体の購入と同時に利用可)
  • 外部接続:道路、鉄道、船、飛行機、電気
  • 天然資源:肥沃な土地、森林、鉱石、原油

アーキペラゴヘブン

いくつかの島が集まったマップ。外部接続は一通り揃っているので、都市へのアクセスは簡単。

バリアアイランド

本土と島を持つ。初期タイルの関係で鉄道と高速道路へアクセスできるようになるのが遅くなるので、開発初期は船がメインになるだろう。

グレートハイランド

スコットランドのハイランド地方がモデル。基本的には山だが、湖もある。高速道路の鉄道が山の間を走り、海にはゴツゴツとした岩の島がある。

レイクランド

フィンランドの湖水地域がモデル。似た形の湖や小さな島がある。

  • 外部接続:船なし

山の村

アルプス山脈沿いの都市がモデル。ぱっと見、盆地。山頂には雪が積もる。

  • 外部接続:船なし

リバーデルタ

河口付近に三角州があり、上流から流れてきた川が三角州の頭でいくつかの川に分かれ、最終的には同じ海に流れる。

スイーピングプレーン

ニュージーランドのカンタベリー平原がモデル。広大な海岸線の反対側には大きな山脈がある。平原が都市開発しやすい(らしい)。

ツインマウンテン

アイスランドがテーマ。海岸線と崖が特徴で、小さな川が海に向かってマップを横切るように流れる。鉄道を作るためには、自分でマップ端のタイルを購入し、外部接続からの鉄道を作る必要がある。

  • 外部接続:鉄道なし

ウォーターウェイパス

2つの大きな川が曲がりくねるように流れる。

ウィンディフィヨルド

フィヨルドの海岸がモデルで、切り立った崖に細長い入り江がいくつかある。山の間の土地は都市開発に向いている。

コーラルリッチ

天然資源に恵まれた、海岸沿いに広がる広大な土地。中央に大きな湖があり、いい感じの大きさの島が散らばっている。外部接続が豊富。

サンシャインペニンシュラ

常に太陽に照らされ、雨が降らない。基本的に平地で半島の先のほうに台地がある。

サンフランシスコ

海に囲まれたマップ。特徴的な赤い橋(ゴールデンゲートブリッジ)がある。

  • DLC:San Francisco Set

タンペレ

CSL2の開発元 Colossal Order社の故郷。

  • 予約販売限定

このほかにも、DLCや予約購入限定マップ、有志の方が作ったマップもあります。

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テーマ

テーマ」とは、CSL2で作る街の外観がおおよそどのような雰囲気になるかを言います。現時点では、テーマは北アメリカ風ヨーロッパ風の2種類です。テーマにより、信号機や都市サービスの車両、道路脇の置物などの装飾が変わります。ゲーム開始前に設定し、一度決めたテーマは変更できません。

住宅や商業施設などの建物は、ゲーム開始前に設定したテーマとは異なるものを建てることができます。例えば、ヨーロッパをテーマとした街に北米の建物を建てるというもの。その逆もできますし、2つのテーマの建物を交互に建てるなど、自由が効きます。

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新しい土地で都市開発を始める前に

どの土地でゲームをプレイするか決めた後、その土地で使用できる外部接続や資源、オプションを確認します。後から変更できないオプションがいくつかあるので、新しいゲームを始める前の確認はお忘れなく。

土地を選んだ後の画面です。右側に資源や外部接続などが、画面の左側にオプションなどが表示されています。

画面右側から説明。写真の下にマップについての説明があります。その下からは、マップそのもののテーマ(変更可)、その土地の気候、北半球 or 南半球、開発できる土地の割合(後からどうにでもなる)、使用できる外部接続、天然資源の量が記載されています。

次に画面左側。こちらはオプションです。自分の都合の良いように決めます。上から順番に街の名前、街のテーマ、左側通行のON or OFF、災害の有無、マイルストーンを最初から全開放、資金無限、チュートリアルどうする (2回目となるチュートリアルはカット、全部、いらない) があります。

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