
この記事では、「工業区画」について説明します。なお、農業や鉱業といった各種「産業特化」は別記事です。(後日公開予定)
工業区画について
工業区画では、都市外からの輸入や都市内で採れた原料から商品を製造し、都市内の商業施設に運ばれます。そこでは、そのまま商品として販売されることもあれば、材料になって別の商品になることもあります。製造した商品の量が過剰な場合、高い輸送コストをかけて都市外へ輸出されます。輸送コストがかかるので、利益が下がります。
工業区画の企業は自社の状態を評価します。業績や市場のニーズ次第では、従業員を雇ったり解雇したりします。
工業区画の種類
工業区画は以下の2つがあります。
- 工場
- 倉庫
他の区画とは異なり、工業区画を設定するだけで、工場 or 倉庫のどちらかが必要に応じて自動で建ちます。
工場

工場は作業場として工業地区にたくさん建ちます。
工場の周辺では各種汚染(土壌汚染・大気汚染・土壌汚染による地下水の汚染)が発生します。風上側に工業区画を設定すると、風下側が大気汚染となり、住宅を建てられなくなるので、工業区画を設定する場所はよく考える必要があります。
倉庫

倉庫は、納品待ちの倉庫や、加工前の材料が保管されます。上の画像のように立派な建物が建つときもあれば、材料が平積みになっているだけのときもあります。
工業の需要
工業需要は、求職者の数と地元の商業施設の数で決まります。遠くで販売するよりも地元で販売したほうが輸送コストが下がるので、企業の収益性が高まります。
産業を成立するために、労働者を雇う必要があります。高学歴な労働者を雇う企業に成長させると、生産性が上がり、収益も上がります。
企業は、納入待ちの商品を倉庫に保管することでの利益を得ることができます。倉庫内の在庫を最小限にするため、可能な限りの小さな倉庫を望みます。
公害
工業区画は「大気汚染」・「土壌汚染」・「水質汚染」を発生させます。工場なので仕方ありませんが、これらの公害を無視して家や上水関係の施設を建てると市民が病気になります。各種情報ビューを確かめて、計画的に工業区画を作りましょう。
大気汚染

工場から出てくる汚い空気が風に流れます。工業区画を設定する範囲によりますが、風下側のかなり広い範囲が大気汚染になります。工業区画を風下側に集中させることで、市民が大気汚染による病気になるリスクが低くなります。
大気汚染の具合は「大気汚染」の情報ビューから確認できます。
土壌汚染

工場が建っている建物の地面は汚染されます。建物を取り壊すと土壌汚染は時間の経過とともに解消されていきますが、それにはかなりの時間がかかります。工業用地から住宅用地へ転換するためには、長い間空き地にして、土壌汚染が解消されるのを待つ必要があります。なお、土壌汚染がある程度強いところは、住宅区画を設定しても家は建ちません。
土壌汚染の具合は「土壌汚染」の情報ビューから確認できます。
水質汚染

工場の下にある地下水が汚染します。この場所に「地下水揚水所」を建てると、汚染された地下水を汲み上げて市民に供給するため、市民が病気になる原因になります。
地下水の汚染の具合は「水質汚染」の情報ビューから確認できます。
水に関する記事
情報ビュー
「産業」の情報ビューを開くと、産業に関することが分かります。建物の使用の状況が分かります。また、「地下水道」や「風速・風向き」の☑はデフォルトではOFFになりますが、これらをONにすると、地下水の量や風の状況を確認できます。

天然資源が眠っている近くに工場を建てたい場合は、「天然資源」の情報ビューを確認してから工業区画を用意すると良いでしょう。

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