
この記事では、Cities: Skylines II(以下 “CSL2″)の「住宅区画」について説明します。他の区画については、別記事をご覧ください。
住宅区画は、市民が住む家を建てる場所です。CSL2は、たくさんの種類の住宅があるので、地域性や開発の状況に合った住宅を建てることが大事です。
住宅区画の種類
住宅区画は基本的には以下の6種類です。一部のRegion Packでは、下の6種類から派生したものがあります。
- 低密度住宅
- 中密度テラスハウス
- 中密度住宅
- 複合住宅
- 低家賃住宅
- 高密度住宅
低密度住宅・中密度〇〇住宅は広い家(or 部屋)がメインとなります。戸建て、長屋、小さなマンションなどの小規模の建物は少ない世帯で一つの家(建物)の維持費や税金を負担するため、高層マンションに住む住人と比べると家賃が上がります。
低家賃住宅、高密度住宅には、狭いエリアに多くの人が住みます。両者とも、部屋が狭いので、幸福度が最初からマイナスされています。一方、一つの建物の維持費や税金を多くの世帯で負担するので、住民一人当たりの負担額が安くなります。

低密度住宅
低密度住宅は一軒家で、以下に記載している例外を除き、1世帯のみが入居します。1世帯が1つの家を管理し、家賃と税金を払うため、お金の負担が多くなります。
1世帯で家賃と税金を賄うために地価の影響をすぐ受けます。ある程度は我慢して家賃と税金を払ってくれますが、金欠になったらお金が足りなくなったら文句を言うようになり、限界に到達したら中密度や高密度の住宅に引っ越します。










中密度テラスハウス
「中密度テラスハウス」は庭付きの細長いアパートで、最大10世帯が入居します。長屋のように、同じような複数の建物が連なっています。





中密度住宅
「中密度住宅」は小さめのマンションで、何十世帯が入居します。











複合住宅
「複合住宅」は、1階が商業施設・2階以上が住宅になっている住宅です。いわゆる「店舗兼住宅」みたいなものです。中密度住宅の需要と商業需要の両方に対応します。複合住宅を建てると中密度住宅の需要と商業需要の両方が減ります。
1階の商業施設が2階から上の住人の家賃を一部負担するので、住人が支払う家賃が安くなります。










低家賃住宅
「低家賃住宅」は、学生やお金がない人など、できるだけ安く住みたい市民に向いているマンションです。建物の大きさによって、世帯数は中密度住宅程度のものから100世帯超など様々です。家賃が安い分、見た目も安いです。ヨーロッパ風、北アメリカ風の区別は無く、どちらのテーマを選んでも同じ建物が建設されます。高密度住宅の需要に対応します。
この家に住む市民は、低密度や中密度の住宅に住む市民と比べて狭い部屋に住むことになるので、幸福度が最初からマイナスされます。




高密度住宅
「高密度住宅」は立派な高層マンションが建つことがあります。高い建物だと何百世帯も入居します。
低家賃住宅と同様、低密度や中密度の住宅に住む市民と比べて狭い部屋に住むことになるので、幸福度が最初からマイナスされます。







住宅区画の設定と解除
区画の設定は、以下の手順でします。
★区画の設定★
- 画面下にある「区画」のボタンから「住宅区画」を選び、建てたい住宅を選ぶ。
- ツールモードを選び、住宅を建てたいマスの上で左クリックする。


既存の住宅区画を削除するには、設定されている住宅区画の上で右クリックします。既に住宅が建っている場合、その住宅は使用禁止になり、やがて取り壊されます。

住宅需要
家族がいる家庭や高齢者は広い部屋を好むので、低・中密度の家を求めます。一方、単身世帯や学生はお金が無く、安い家に住みたいので、狭い家を求める傾向があり、中密度や高密度の家を求めます。
都市内に求人が多くなるにつれ、住宅需要が増加します。求人に合う家を建てることが必要で、何も考えずに高層マンションを乱立させれば良いわけではありません。失業者や空き部屋が増えると住宅需要が減少します。
低密度住宅には駐車場があるものの、中・高密度住宅には駐車場がありません。「道路」のタブから駐車場を建設することで、中・高密度住宅に住む人のための駐車場を用意してあげることができます。
CSL2では、住宅需要が3つに分かれています。
住宅区画の需要 | 対応する建物 |
---|---|
低密度住宅 | 低密度住宅 |
中密度住宅 | 中密度テラスハウス 中密度住宅 複合住宅(商業需要もカバー) |
高密度住宅 | 低家賃住宅 高密度住宅 |
・・・と、色々申し上げましたが、需要のバーが伸びている住宅を何となく建てれば、どうにでもなります。ただ、後述する地価には気をつけてください。
地価
地価は情報ビューから確認できます。青色に近い色ほど地価が高く、白色に近い色ほど地価が安いです。

低密度住宅の近くに地価が高くなりやすい建物(高密度系の建物)を建てると、地価が暴騰して住民が家賃や税金を払えなくなり、市民が出ていってしまいます。また、家賃や税金が高すぎて住めないので、新しい市民が入居するはずもなく、低密度住宅の需要も使われません。
汚染と公害
市民は、汚染されている場所には住みたくありません。CSL2には、土壌汚染、大気汚染、水質汚染の3つの汚染と騒音公害があり、そのうち、土壌汚染・大気汚染・騒音公害は住宅や市民の生活に影響します。(水質汚染は水道だけの話なので、今回は除外)
土壌汚染になっている場所に住宅区画を設定しても、住宅は建ちません。土壌汚染が酷いどころは、住宅適性が無しになります。多少の汚染だと市民は住み続けますが、苦情がきます。土壌汚染のことは住宅区画の画面と土壌汚染の情報ビューから確認できます。


大気汚染になっている場所は家が建ちますが、市民は病気になります。工場や発電所、ごみ処理施設、下水処理施設など、大気汚染を発生する建物の風下は空気が汚くなるので、そのあたりには住宅を建ててはいけません。工場とかを風下側にまとめて設置し、住宅は風上側に建設という選択肢もあります。風向きと大気汚染のことは、大気汚染の情報ビューで確認できます。

騒音公害になっている場所には家が建ちますが、市民からクレームが来るのでやめたほうがいいです。多少の騒音は市民は耐えてくれるので、その辺は無視でOKです。騒音は、工業関係の建物や公共の施設、駐車場、高速道路から多く発生します。騒音のことは騒音の情報ビューから確認できます。

建物のレベル
住宅区画の建物は、1~5のレベルがあります。レベルが上がるごとに、電気や水道の使用量が減ります。また、レベルが低い建物は安っぽい見た目、レベルが高い建物は良いデザインになります。
住宅では、レベルの高さは住人の裕福さを反映します。また、マンションやアパートは、建物のレベルが上がると多くの部屋が用意され、多くの市民が入居します。つまり、税収が上がります。
細かいことは、建物レベルの情報ビューから確認できます。

住宅の情報ビュー
入居率や住宅の適性は、住宅の情報ビューから確認できます。

住宅の特殊施設
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