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マップエディタ

この記事では、Cities: Skylines II(以下 “CSL2)のマップエディタについて情報をまとめています。

マップエディタとは、CSL2で都市開発をする舞台マップを作るものです。地形、川や海・天然資源の配置などを自由に行うことができ、オリジナルのマップを作ることができます。

この記事は、WindowsのPCで作業を行うことを前提で作成しています。

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マップを作る

Height map について

前作 Cities: Skylines(以下 “CSL1″)同様、今作CSL2では、Height map をインポートすることで、簡単にマップを作ることができます。

Height map とは、白黒の画像を用いて高さを表現する方法です。標高が高いほど白色、低いほど黒色を用います。ちなみに、Height = 高さ です。

例として、東京都品川区付近の Height map を作ってみました。左が現実の地図、右が実際に作成した Height map です。なぜか、建物の高さが標高として反映されてしまいました。

実際の地図
実際に作成したHeight map(画像編集済み)

1枚目の画像の青い部分は海です。海ですので、標高は0m以下です。標高が低いので、Height mapでは黒色で表現されています。一方、Setagaya と書かれている付近は相対的に標高が高く

左側の画像の中心から上は市街地になっており、標高が相対的に低いです。よって、Height map では黒めの色で表されています。一方、阿蘇山付近やカルデラの外側(画像の左上や左下)は標高が相対的に高いので、Height map では白色で表されています。

現実世界の地図から Height map を作りたい場合、Cities: Skylines Online HeightMap Generator などのサイトから作ることができます。(こちらはCSL1向けですが、設定を変えることでCSL2でも使えます)

(2024/12/27追記)

Cities: Skylines Online Heightmap Generator を使う場合、事前にMapboxに登録し、APIキーを取得する必要があります。クレジットカードを登録させられますが、Height mapを作成しすぎない限り、課金されることはありません。

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Height map のインポート

マップエディタを作るためにインポートする Height map は、以下の条件を満たす必要があります。

  • 解像度(サイズ):4096×4096 px
  • グレースケール(白黒)
  • 拡張子:.png or .tiff

作成した Height map の解像度 4096×4096でない場合、CSL2にインポートする前に 4096×4096 に変更する必要があります。I Love Img などを使って、無料で画像の大きさを変更することができます。

インポートする Height map は、エクスプローラーを起動し、以下のフォルダに置きます。

C:/Users/%username%/AppData/LocalLow/Colossal Order/Cities Skylines II/Heightmaps/

  • Heightmaps のフォルダが無い場合は、自分で追加します。
  • Height map のデータは、CSL2のゲームを起動する前に “Heightmaps” のフォルダに配置します。
  • AppDataフォルダが表示されない場合、隠しファイルを表示するように設定を変更します。
Windows 11 での例

Height map はゲームプレイ範囲のみに読み込まれますが、オプションでゲームプレイ範囲外を含むエリアにも適用させることができます。この場合、Height map と同じ解像度の形式で、中心の 1024×1024 エリアがベースの Height map と一致しなければいけません。

Height map をインポートするときは、スコップのマークを選んだあと、「標高ナップをインポート」を選びます。

その後、インポートする Height map のデータを選びます。試しに、先ほど作った品川付近の Height map をインポートしてみたら、こうなりました。

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作業スペース

マップは作業スペースで作成します。ここでは、地形を作るだけでなく、マップの名前や説明、テーマ(北米風 or ヨーロッパ風)なども設定します。

画面端の項目を選ぶときや、画面下のほうにあるスライダーを動かす際、マウスのポインターの位置次第ではマップが動いてしまいますので、必要に応じてオプションの「ゲームプレイ」から「エッジスクロール」をOFFにすると良いでしょう。

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スライダー

エディタの下のほうにあるスライダーをいじることで、様々な時間帯、時季、天候を好きなように設定し、マップがどのように映るか目で確認できます。

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気候

CSL2の気候は事前にいくつか作成されたものの中から一つ選んで使用します。といっても、「北アメリカのような季節」といったざっくりとしたものではなく、1年の大まかな気候や季節ごとに細かく指定できます。残念ながら、気候の種類は日本語訳されていません。

スマホのGoogleレンズ等の機能を使い、スマホで画像を撮りながら翻訳すると良いでしょう。

なお、将来的には、気候も自分で作れるようになります。

気候の設定では、風が吹く方向(角度で指定)、緯度・軽度、氷点下となる温度の基準、季節ごとの天候を細かく設定します。

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水の配置

CSL2のマップには、4種類の水源を作ることができます。

★4種類の水源★

  1. 水源の一定速度:一定量の水を生成する。川の水源。
  2. 水源の一定高さ:特定の高さまで水が溜まるようにする。湖に最適。
  3. 川の境界水源:プレイ範囲内の端に配置。プレイ範囲外から流れる川を作る。
  4. 海の境界水源:プレイ範囲の端に設置。海に該当。

水のシミュレーションはマップの時間のシミュレーションと別にすることができますが、シミュレータ速度を速くすると、ゲームのパフォーマンスに影響が出ます。(GPUをガンガン使いまくります)

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天然資源の配置

配置できる天然資源は石油鉱石肥沃な土地地下水の4種類です。作成した地形を塗りつぶすようにして天然資源を配置します。

塗りつぶしが嫌なときは、256×256 のグレースケールをインポートすることで代用できます(「〇〇の輸入で選ぶ」)。その際、資源を追加する箇所は白、追加しない箇所は黒にします。

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外部接続の設定

住民が都市外からやって来れるように、マップの端から最初に都市開発できる範囲まで高速道路を延ばします。必要に応じて、鉄道も加えると良いでしょう。

家のマークの「オブジェクト」の追加から追加したい道路や線路を選び、敷設します。敷設の仕方は、普段のゲームプレイと同じです。

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装飾

木、岩、古い納屋や家などを追加し、雰囲気を出すことができます。

家のマークの「オブジェクトの追加」から、好きなものを選び、配置することができます。

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リンク集

マップエディタについて

(参考文献)
Height Map / Normal Map / Bump Mapの違い

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    コメント

    1. aki より:

      マップ作成を楽しみにシティーズをプレイしているものです。
      「日本の各所の山脈や河川を再現して、ただ満足する」を繰り返していましたが、2になってからはマップ外のマップ地形との整合性が取れず、内陸地の周囲が海になってしまって挫折しました。
      今後は、編集領域外の地形を編集できるなどの自由が欲しいですね…

    2. aki より:

      以下の内容を見落としていました。

      ”Height map はゲームプレイ範囲のみに読み込まれますが、オプションでゲームプレイ範囲外を含むエリアにも適用させることができます。この場合、Height map と同じ解像度の形式で、中心の 1024×1024 エリアがベースの Height map と一致しなければいけません。”

      マップへ反映させることは可能なのですね。
      オプションも一通り見たつもりでしたが、挫折している間にアップデートでもされたのでしょうか…試してみたいと思います。

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