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この記事では、Cities: Skylines II(以下 “CSL2″)の「マップ」と「テーマ」について取り上げます。
マップ
「マップ」とは、Cities: Skylines II で街づくりをする舞台のことを言います。島だったり内陸だったり、地形がなだらかだったり起伏が激しかったりと、マップのバリエーションは様々です。地形や気候、資源の有無によって都市開発の難易度が大きく変わりますので、マップ選びは重要です。
Cities: Skylines シリーズに限らず、都市シミュレーションゲームにおいて、プレイヤーは以下の要領で街を大きくしていきます。
- 狭い土地を開発する
- 人口や実績を積むことで、他の土地をゲットする
- さらに人口や実績を積むことで、さらに他の土地をゲットする
- 以下、無限ループ
ですので、Cities: Skylines II も、ゲームプレイ後すぐに開発できる土地は狭く、実績を積むことで新たな土地を獲得し、街を大きくすることができます。
なお、都市シミュレーションゲームで貰える土地は、基本的に大きな正方形になっており、それをn分割にした小さな土地をプレイヤーが好きな順番で獲得する流れになります。
マップタイル
Cities: Skylines II では、「マップ」を分割した一つ一つの小さな土地を「マップタイル」と呼びます。
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Cities: Skylines II のマップタイルは 529枚 (232枚) です。そのうち、プレイヤーは 441枚 (212枚) を開放し、都市開発することができます。
今作では、マップタイルの開放は、既に開放している土地と隣同士でないといけないという縛りが無いので、飛び地を作れます。また、マップの端の土地を購入した場合、自分で外部接続 (都市外へつながる道路や線路など) を作ることができます。
新しく都市開発を始める際、プレイヤーは最初から開放されている9枚のマップタイルを使うことになります。経験値を上げることによって決められた「マイルストーン」に到達すると、追加で何枚かのマップタイルを開放する権利を持ちます。
開放するマップタイルを選ぶ際、カメラを自由自在に動かすことにより、街を拡張するのに都合の良い土地を探すことができます。また、建築可能エリア (%)、資源、土地代などの情報が分かります。また、今作では、複数の土地を1回の操作でまとめて購入できる機能がついています。土地の大人買いです。
今作のマップの仕様を、下の表にまとめました。前作の仕様も併せて掲載していますので、ご興味がある方は比較してみてください。
前作 (Cities: Skylines) | 今作 (Cities: Skylines II) | |
---|---|---|
ゲームのタイルの枚数、面積 | 25枚 (52枚) 92.16km2 | 529枚 (232枚) 【推測】191km2 |
開発できるタイルの枚数 | 9枚 (32枚) 33.18km2 | 441枚 (21の2乗) 159km2 |
タイル1枚の大きさ | 1.92km x 1.92km | 【推測】0.6km x 0.6km |
開始時のタイル | 1枚 | 9枚 (前作とほぼ同じ面積) |
タイル同士の隣接 | 必須 | 無くても良い |
外部接続の作成 | × | 〇 |
高さ制限 | 厳しい | 緩和 |
マップ購入時のカメラ移動 | × | 〇 |
マップタイルの複数同時購入 | × | 〇 |
タイルの開放 | 人口 n人 | 経験値 n XP |
マップタイルの維持費
Economy 2.0 の実装により、開放したマップタイルに対し、維持費が発生するようになりました。
ここでいう維持費とは、街(=プレイヤー)が仮想の政府から土地を購入し、その固定資産税を支払うという設定になっています。
マップタイルの維持費は、既に開放しているマップの購入に要したコストに対して何%になるか、相対的に決められます。具体的には、以下の画像のように決まります。ただし、最初から開放されている9枚は、維持費から除外されます。
“Dev Diary: Tile Upkeep Explained”, Paradox Forum, 2024/06/28, https://forum.paradoxplaza.com/forum/developer-diary/dev-diary-tile-upkeep-explained.1692037/, 2024/6/29参照
X軸(横軸)が開放したマップタイル数、Y軸(縦軸)が維持費の計算されるマップタイルの購入コストの%になります。
★例題★
マップタイルを200枚アンロックし、それによるコストは合計200万¢でした。維持費はおよそいくらでしょうか。
★解★
上記グラフより、維持費が約6%になるので、
200万¢ × 6%(=0.06)= 12万¢
よって、維持費は約6%
外部接続が欲しいけど維持費を安くしたいときは、海が多いマップを優先的に購入し、橋や船を使う方法がおすすめです。
Economy 2.0 実装前に作られた都市では、ゲームのアップデートにより、マップタイルの維持費が莫大になることが予想されます。その際は、「マップタイルのロック解除」のオプションを有効にし、維持費を無効にすることができます。ただし、Steamの実績も無効になります。
外部接続
全てのマップには、外部からの高速道路、空路、送電線が必ず通っています。いくつかのマップは高速道路が2本以上通っています。
いくつかのマップは、外部からの鉄道、海路がありません。
鉄道、電力線、上下水道管は、マップの端をアンロックすることで、外部接続に繋げることができます。
空路は、マップの端をアンロックしなくても、外部接続に繋げることができます。
マップ一覧
ここからは Cities: Skylines II で使用できるマップをご紹介します。最初から使えるマップは10種類もあります。
1つ目は「アーキペラゴヘブン」。いくつかの島が集まったマップです。外部接続は一通り揃っているので、都市へのアクセスは簡単です。
2つ目は「バリアアイランド」。本土と島を持ちます。ゲーム開始時は島のほうになります。鉄道と高速道路はありますが、以前の記事でご紹介した通り、交通機関のアンロックに制限がありますので、最初のうちは船がメインになるでしょう。
3つ目は「グレートハイランド」。スコットランドのハイランド地方がモデルです。基本的には山ですが、湖もあります。高速道路の鉄道が山の間を走り、海にはゴツゴツとした岩の島があります。
4つ目は「レイクランド」。フィンランドの湖水地域がモデルです。似た形の湖や小さな島があります。
5つ目は「マウンテンビレッジ」。アルプス山脈沿いの都市がモデルです。ぱっと見、盆地です。山頂には雪が積もります。
6つ目は「リバーデルタ」。日本人向けに一言で簡単に説明すると、広島市のような地形です。河口付近に三角州があり、上流から流れてきた川が三角州の頭でいくつかの川に分かれ、最終的には同じ海に流れます。
7つ目は「スイーププレーンズ」。ニュージーランドのカンタベリー平原がモデルです。広大な海岸線の反対側には大きな山脈があります。平原が都市開発しやすいらしい。
8つ目は「ツインマウンテン」。アイスランドがテーマです。海岸線と崖が特徴で、小さな川が海に向かってマップを横切るように流れます。外部接続は、海路と航路はありますが、鉄道はありません。(自分でマップの端の土地を購入し、自分で外部接続の鉄道を作る必要があります。)
9つ目は「ウォーターウェイパス」。2つの大きな川が曲がりくねるように流れます。
10つ目は「ウィンディフィヨルド」。フィヨルドの海岸がモデルで、切り立った崖に細長い入り江がいくつかあります。山の間の土地は都市開発に向いています。
このほかにも、DLCや予約購入限定マップ、有志の方が作ったマップもあります。
テーマ
「テーマ」とは、CSL2で作る街の外観がおおよそどのような雰囲気になるかを言います。現時点では、テーマは北欧とヨーロッパの2種類です。一度決めたテーマは変更できません。
テーマにより、信号機や都市サービスの車両、道路脇の置物など、装飾が変わります。建物は異なるテーマのものを建てることができます。例えば、ヨーロッパをテーマとした街に北米の建物を建てるというもの。その逆もできますし、2つのテーマの建物を交互に建てるなど、自由が効きます。
新しい土地で都市開発を始める前に
どの土地でゲームをプレイするか決めた後、その土地で使用できる外部接続や資源、オプションを確認します。後から変更できないオプションがいくつかあるので、新しいゲームを始める前の確認はお忘れなく。
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土地を選んだ後の画面です。右側に資源や外部接続などが、画面の左側にオプションなどが表示されています。
画面右側から説明。写真の下にマップについての説明があります。その下からは、マップそのもののテーマ (一度だけ変更可)、その土地の気候、北半球 or 南半球、開発できる土地の割合 (後からどうにでもなる)、使用できる外部接続、天然資源の量が記載されています。
次に画面左側。こちらはオプションです。自分の都合の良いように決めます。上から順番に街の名前、街のテーマ、左側通行のON or OFF、災害の有無、マイルストーンを最初から全開放、資金無限、チュートリアルどうする (2回目となるチュートリアルはカット、全部、いらない) があります。
リンク集
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